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vol.4 市販のカラーとサロンのカラーの違い

まず、違いを説明する前にカラーリングの仕組みは「ブリーチ(脱色)した後、色を入れる」という2つの作用からなっています。つまり、元々ある髪の黒あるいは茶色という色(vol.3でちょっと書いたメラニン)を壊してから発色させる、ということを一度の塗布でしています。

市販のカラー剤、美容院専用のカラー剤共に、無数のカラーがあるため一概には言えませんが、色味によっては、市販品のほうが鮮やかに発色することもあります。

それならば、美容院でカラーしなくても市販品で十分であるということになってしまいます。
しかし、発色が良い=ブリーチ(脱色)するチカラが強いということになります。ブリーチ力が強いということは、髪のダメージも大きくなります。

髪の明るさを数値で表します。黒髪は3~5レベルで数字が大きくなるほど明るくなります。
7レベル(一般的な会社の女性社員はこの明るさが目安になるようです) の明るさにする市販カラー剤は11~13レベルぐらいまでブリーチしてから色味を入れるのに対し、美容院のカラー剤は9~10レベルほどに抑えて髪のダメージを最低限にしています。

また、美容院のカラーは伸びてきたところだけを明るくして、もともとカラーをしているところには、髪の主成分であるタンパク質などを予め補充したり、色を入れるだけにしたりとケアをしながらのカラーリングが可能になります。
市販のカラーは手軽にできる反面すべての部分をフルにブリーチをしてしまうのでダメージは蓄積されていきますし、発色スピードの違いや見えない部分などで色ムラが起きやすいという事があります。

カラーリングは市販のカラーでも美容院のカラーでも必ず退色します。
退色はブリーチ力が強いもののほうが早くなるので、市販のカラーは瞬間的な発色がいい反面、退色も早いものです。
美容院のカラーでは退色を抑える後処理や残留アルカリ除去なども行うので色持ちは良くなります。

今回のコラムはアルカリカラーに限ったことなので、酸性カラーやヘナなどには適用されません。
アルカリカラーと酸性カラーの違いはまた今度に。

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